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エスカレーター組の密な人間関係のヒミツ



公立校への憧れ
昔、公立校の入学式や卒業式に憧れた時期がありました。
受験勉強を経て、新しい環境や仲間との出会いに期待と不安を持って臨む入学式。それぞれの進路が決まり、新しい目標に向かって、慣れ親しんだ教室や仲間たちから巣立つ卒業式。
このような「出会い」と「別れ」が生み出す人間模様は、私にはドラマやマンガの中でしか触れることのできないものでした。それ故、公立校の入学式と卒業式に憧れを持ち、また、公立校の同世代を羨ましく思っていました。


感動に欠ける?
一方、エスカレーター組の私たちの入学式や卒業式は、公立校のそれと比べて、それほど感動的なものではなかったような気がします。
と言うのも、エスカレーター方式の進学であるため、周囲にいる仲間の顔触れに大きな変化がないからです。さらに私の場合は、学校の敷地を少し散歩するだけで、かつての恩師と会うことができたからです。


デメリット<メリット
このように私立付属校の入学式や卒業式は、公立校と比べて感動の度合いが低く、学生時代ならではの“人との出会いや別れ"を味わい難いという事実があります。その上、学校生活の節目における新しい出会いが公立校よりも少ないため、人脈や世界観が狭くなる可能性をはらんでいます。
これはある意味「私立付属校のデメリット」とも言えます。しかし、私はこれが私立付属校のメリットでもあるということを確信しています。


密な人間関係
私立付属校の場合、幼少期から青年期までを、途中多少の増減はあるにせよ、ほぼ同じ顔触れで過ごすことになります。
気心知れた仲間と苦楽を共にしながら長い期間を過ごすので、仲間の人となりや性格を十分に理解することができます。また仲間の成長過程も自分と照らし合わせながら記憶に刻めます。加えて仲間の家族と接点を持つ機会も増えるため、この上ない親密な関係を構築することができるというメリットがあります。
私がエスカレーター組だから言うわけではありませんが、私はデメリットよりもメリットの方が上回っているのではないかと感じています。
何故なら、人脈や世界観は大人になってからでも広げられます。しかし「感受性豊かな時期」を共に過ごすことは「その時」にしかできません。いつもの仲間たちで、限られた期間の「その時」を共に過ごすことで、より深い人間関係を構築できると考えるからです。
私は今でもそんな仲間たちとお酒を飲んだりする機会がたくさんあります。SNSが流行っている昨今、それらを利用して昔の友人を見付け懐かしく思う人たちは多いと思います。しかし私たちエスカレーター組は、そのような思いをあまり感じません。日常にごく当たり前のようにいつもの仲間がいるからなのです。それらは全て、幼少期から青年期にかけて密な人間関係を構築できたことに起因します。
広く浅くの付き合いと、狭く深くの人付き合い。どちらの方が自分に合っているかを、今回のコラムを通じて考えていただければ嬉しく思います。

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