金八先生の隣のクラス

今どき
進学情報

試験〜偏差値よりも自分のものさしをつくる〜


テストが好きだという人はまずいないだろう。紫陽花の花が嫌いだという人がいたが、よく聴いてみると試験の時に咲いていたからだという。一学期の期末考査のころには紫陽花は咲き終わっていると思うが、どうも自分の惨澹たる成績と紫陽花の花が咲き終わる頃の無残な様子が重なってトラウマとなったようだ。

生徒も教師もテストが好きだと思う者はまずいない。生徒はもちろん教師も終われば採点があるし事後処理もある。一週間近い定期考査期間で授業時間もその分奪われる。そこで私立学校のEのように定期考査をやめて各教科個々に適切な方法で評価を出すようにしたところもある。

同僚から聞いた話だが、知人が試験の後、採点をしようとしたが答案が見つからない。前日、たまたま普段やらない片付けをしてゴミと一緒に答案を捨ててしまったらしい。今だったら大問題になるが二十年も昔のことで、生徒に向かって「キミたちの今回の試験の出来は最悪だ。このまま評定をしたら可哀想だから、今回だけは特別にもう一度やってやる。前回のものは一切対象にしないから安心して頑張りなさい」と恩着せがましく堂々と再試験して事なきを得たという。ずいぶん無茶な話だが、大らかで点数より力をつけることを優先していた時代だったのか、生徒ももう一度憶えるチャンスができたぐらいに思ったのだろう。

学習の到達度をチェックするのは大事であるし、やはり試験がなければ勉強しない生徒も多い。というかほとんどがこれに該当するだろう。

答案を返すとき必ず平均点にこだわる生徒がいる。勉強は他と競争するためにするものではないはずだ。だいたい偏差値などといったモノサシが横行し始めてから日本の教育がおかしくなったような気がする。

勉強はあくまでも自分が分かったか分からないか、憶えたか憶えてないかが問題であって、自分の力が他に比べてどの範囲になるかに憂き身をやつすのはいかがなものかと思う。

教育進学総合研究所は、2019年4月をもってサービスを終了いたしました。

今後は、大学ニュースサイト「大学通信オンライン」https://univ-online.com/)、またはスマートフォンアプリ「大学探しナビ」で情報発信してまいりますので、ぜひご利用ください。

  • 記事検索

    中学から大学まで。すべての記事を検索できます。
▼入力文字とタイトルか本文が一致する記事を検索します
▼記事をジャンルで検索します

▼Special
教育進学総合研究所はこんな特集を掲載中…