学校の先生に聞いてみました

今どき
進学情報

大学受験の後を見据えた教育


「現役大学合格」「国立大学合格」をキャッチフレーズにする学校が多い昨今ですが、それだけで今後も保護者からの人気を保ち続けられるか、関連する話を紹介します。


有名大学を卒業しても
東京都内のある私立中学校で、生徒募集担当の先生が話していました。
「受験生の父親が学校に訪ねてきましたが『私の勤務先には毎年有名大学を卒業した学生が入社してくるのですが、挨拶などの基本姿勢がまるでできていない人が目立ちます。こんな基礎的なことを大学が教えることはないから、原因は中学高校にあるのではないかと考えています。そこでそれぞれの学校がどのような教育をしているか、大変関心があります』と言っていました。この方以外からも同様のことを聞きましたから、多くの保護者の関心事なのでしょう。最近は大学受験以外の教育内容を強調しています」

似たような話を他の学校でも聞きました。大学受験対策しか学んでおらず、さしたる体験もない学生では、一般社会では即戦力となり得ないという声が、一世代回ってようやく学校にも届いてきたということでしょうか。そういえば気のせいか学校説明会においても、以前は進学指導の話ばかりしていた学校が、情操教育などについても時間を割くようになっているように思います。ついでに記しますと、最近は大学でも礼儀作法や躾といった面を指導していることがあります。就職実績に大きく響き、それは大学の人気に直接影響しますからね。

IT機器を駆使した教育も急速に中学校に導入されています。ワードやエクセル、パワーポイントは社会人にとって不可欠となっていますが、現在のところ受験(特に一般入試)のために必要な技能ではありません。これについては担当の先生から「大学入学後、レポートや研究発表、論文作成などどれをとってもIT技能は必要です。入学後に修得するよりも、既に十分使いこなせた方が生徒のためになるでしょう」という見解で授業に使用しています。これも大学受験の後を見据えた教育の一つです。


私立学校の建学の理念
公立学校の場合、基本は教育委員会のもとに指導しますので、現在はIT教育とアクティブラーニングの推進が目立ちますが、私立学校の場合はどうでしょうか。
実はここに「建学の精神」なるものが関わっている場合が多々あります。IT教育ももちろんですが、社会で活躍できるための教育の追求や、家庭生活をきちんと実践できる女子教育を目指す学校もあれば、宗教観に根ざし、他社を思いやる気持ちを重視してボランティア活動を推奨するなど、学校により様々な教育目標や特徴があります。少々古臭く見えることもある建学の精神ですが、今一度注目して、どのように教育内容に反映されているのかを考えてもいいかもしれません。
またこうした教育活動ですが、高校だけの3年間となると、少々時間が不足してきます。6年間と時間に余裕がある中高一貫校はこの点も大きな特長です。


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