大学

今どき
進学情報

センター試験自己採点集計からみる国公立大の出願動向


の画像
1月14日、15日の両日に行われたセンター試験の自己採点の集計が終了した。今春の国公立大の出願動向にはどのような特徴があるのか。自己採点集計の結果から探った。


5教科7科目の平均点は文系がアップ、理系がダウン
センター試験の5教科7科目の予想平均点は、予備校や出版社の集計によると、昨年に続き文系がアップして理系が下がった。
平均点が上がった文系では高得点者が多く、強気で出願する傾向が強まっている。特に志願者増が見込まれる経済・経営・商学系や法学系は難化しそうだ。文系では人文社会系や国際関係系も志望者が増えており、現時点で志願者が減りそうなのは、教育系だけだ。

理系はこれまでの志望動向が継続しており、工学系の志願者は増えそうだが、理学系や農学系、水産系は前年の志願者を下回ると見られている。志願者増が見込まれる工学系の中でも、情報・通信と建築・土木といった、これから発展が見込まれる系統の人気が高い。例えば、名古屋大が新設する情報の人気は高く、難化が確実視されている。
医療系では志望者が減少する学科が多く、医学部(医学科)が極端に難化することはなさそうだ。


東大は文一、文二、理二の人気が高い
個別大学の動向を見ると、旧七帝大(北海道大、東北大、東京大、名古屋大、京都大、大阪大、九州大)の経済・経営・商学系の人気が高い。志願者が減りそうなのは、名古屋大・経済のみだ。
東大の志望者は、前年を100とする指数で今春は105と増えている。文科類では昨年入試で第一段階選抜がなかったことの反動もあり、文一と文二の人気が高い。理科類では理二の志望者が増えている。理二は他の国公立大の医学部と両にらみの受験生が多い科類だが、医学部志向が落ち着いたこともあり、理二を目指そうと考える受験生が増えているのかもしれない。

難関大の理系学部は全体的に志望者が減少傾向。そうした中、東京工業大は人気が高い。
特に生命について学ぶ7類は、大隅良典栄誉教授のノーベル賞受賞の影響もあり志望者が増えている。
文系の平均点が上がったことで一橋大は全体的に人気が高く、特に社会の後期で志望者が大幅に増えている。


京大は医学部人間健康科学科のハードルが上がるか
西日本の大学を見ると、京大の学部志望動向は文系の人気が高く理系が低い文高理低だ。文系の志望者の指数が104なのに対し理系は93。多くの理系学部(学科)で志望者が減少する中、医学部の人間健康科学科は、最先端の医療が学べる総合医療科学コースの設置により志願者を増やしている。学科の定員が3分の2に減ることもあり、合格ラインは相当高くなるだろう。今春から学科一括募集になるので、昨年まで目標ラインが低かった看護や医療技術の志望者にとって厳しい入試になりそうだ。

大阪大は推薦やAO入試で実施する世界適塾入試の導入に伴い、文系で後期を廃止する。その分、文系学部の前期の定員が増えるため、法や文、外国語、人間科などは志望者が増えているにも関わらず、倍率は上がらないと見られている。
大阪大と対照的に、神戸大の文は定員が減るところに志望者が増えており、難化傾向なので注意が必要だ。

教育進学総合研究所は、2019年4月をもってサービスを終了いたしました。

今後は、大学ニュースサイト「大学通信オンライン」https://univ-online.com/)、またはスマートフォンアプリ「大学探しナビ」で情報発信してまいりますので、ぜひご利用ください。

  • 記事検索

    中学から大学まで。すべての記事を検索できます。
▼入力文字とタイトルか本文が一致する記事を検索します
▼記事をジャンルで検索します

▼Special
教育進学総合研究所はこんな特集を掲載中…