金八先生の隣のクラス

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海外旅行〜異文化体験は若いうちに〜


生徒を引率してアメリカに三回行った。
一度目に行ったとき、夕刻にソルトレイクのホテルに着いた。自分の部屋のキーの入った袋を渡された。袋の上に424とあったので生徒がそれぞれに落ち着いたようなので自分の部屋に行ってドアを開けようとキーを差し込んで回しても開かない。番号を確かめたが合っている。
アメリカのホテルはこんなものかと思いながらなんとか開けてやろうとガチャガチャやっていたら、急に扉が内側に開き、デカい外人?が真っ赤な顔をして「フーアーユー」と言ったのか、なんだかわからない言葉で怒鳴った。扉がひっぱられた勢いで部屋に飛び込んだ私は殺されるかと思うほど気も動転したがキーの袋を水戸黄門の印籠のように見せた。彼は字も読めない東洋人かといった表情で、私を引っ張って426の部屋の前へ行き「ジスルーム!」のようなことを叫んだ。私は顔を引きつらせて、やっと「サンキューベリーマッチ」と言ったら、怒っていたその男が急にニッコリ笑って握手を求めてきた。

部屋に入って「だから来たくなかったんだよ」と思わずつぶやいていた。アメリカ人は字が下手な上に6を4のように書くことなど知らなかった。よせばいいのに、夜の教員のミーティングで恐怖の出来事を話してしまった。翌朝生徒がニヤニヤ笑って近づいて来て、「先生殺されなくて良かったですね」と言った。なんでもすぐ生徒に言う教員がいる事を痛感した。お陰でその後、事前指導では必ず例にあげられるようになってしまった。
海外旅行は事前指導に時間がかかる。基本的な英会話の練習もするし、文化の違いによる生活スタイルや価値観の違いも繰り返し話す。パスポートの扱いについてしつこいほど注意しても失くす生徒がいたり、現地では地下室が一番いい部屋なのに「地下室に閉じ込められた」と親に電話して大騒ぎになったりしたこともある。面倒なことも多いが、若い世代に実生活を通して異文化を体験させる意義は大きいと思う。

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