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まっちゃんの中高散歩

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英語4技能対策が着々と!


2020年の大学入試改革について、新聞やテレビ、雑誌などで色々と報道がされています。以前に比べて、その中身を知っている方も多いのではないでしょうか。
現高校1年生から、今のセンター試験が大学入試共通テストに変わります。特に英語は民間試験の成績が活用され、従来の「読む・聞く」の試験以外に「書く・話す」の試験が課せられます。これを見越して、私立の中高では様々な取り組みが行われています。

今日紹介するのは千葉県・市川市にある和洋国府台女子中学校・高等学校です。この学校では昨年から中学の英語で「和洋ラウンドシステム」が導入されました。
「和洋ラウンドシステム」の「ラウンド」とはゴルフなどでコースを「一巡」するの意味です。これになぞらえて、同校の英語の授業は教科書を1年で5回繰り返します。
1回目、2回目は教科書を開かず、英語とイラストが書かれたカードや音声のみで行います。3回目でやっと教科書を開く。4回目で英文法の確認。5回目は自分の言葉(英語)で教科書の内容を説明します。
英語を学ぶに当たって、まずはリスニングによって単語力を増やし、次に文法を学び、最後は自分の言葉(英語)で教科書の内容を発表できるようにする。まるで子供が母国語を学ぶかのように、英語を習得していくのです。

実際の授業を見学させてもらいました。和洋ラウンドシステムの1回目に当たる音読を中心にした授業です。先生は日本語を一切使いません。生徒が向かい合ってものすごい速さで音読をしています。とても入学して2ヶ月とは思えない光景です。リズミカルで何よりも生徒が楽しそうです。途中で生徒が先生に突っ込みをいれても、先生が鮮やかな英語で切り返します。教室は笑い声に包まれていました。
その光景は、私が中学で受けた英語の授業とは全く異なります。「グッドモーニング、エブリバディー」「グッドモーニング、ミスター○○」の様な停滞感、棒読み感が全くありません(このニュアンス文章では伝わりづらいかもしれませんが)。

この仕組みで英語を学んでいるのは現中2以降ですが、先行的に実施している中3においては、過去最高の英検合格実績が出ているといいます。以前はテスト対策としての英検対策を行っていたそうですが、そのときよりも合格実績が良いわけです。
授業のスタイルを変えたわけですから、先生の負担は大きいと思います。それでも、これからの時代を見越し、今後は高校についてもこの流れを踏まえた仕組みに変えていくそうです。

校長の宮崎康先生がこうおっしゃっていました。「抽象的でなく具体的に取り組みを提示する」。まさにそのひとつが、「和洋ラウンドシステム」であり、英語改革は学校全体で具体的に進められています。

今後も英語教育改革は様々な学校で行われると思います。そこに具体性があるかを見極めるには、パンフレットを読むだけでなく、実際に学校に足を運ぶことが何より大切だと思いました。

用語説明


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