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まっちゃんの中高散歩

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図書室は学校を映し出す鏡


しばらくこのコラムを書いていなかったので、社内では「筆を折ったのか!」と言われます。
決して筆を折ったつもりはなかったのですが、やはり大切なのは、「この学校を紹介したい!」というモチベーションではないでしょうか。

と、言い訳が長くなりまたしが…今日はどうしても「書きたい!」と思うテーマに遭遇したため、熱が冷めないうちに筆を走らせています。

今回紹介するのは、東京都多摩市にある女子校。大妻多摩中学高等学校です。
普段は、東京の東側を中心にフィールドワークをしている私ですが、今日は以前からつながりのある職員の方にお招きを頂き、足を運びました。
事務室で談笑後、他校でもよくお願いするのですが、帰る前に図書室を見せてもらうことにしました。図書室はその学校の教育姿勢が映し出される場所であり、とても参考になるからです。(その理由は後述します)

「わぁ!」

「静かに!」と言われても、人間、感動した時は声がでるものです。

大妻多摩の図書室は規格外!こんな中高の図書室見たことがありません。
皆さん、図書室だけで体育館ぐらいの広さがある。この事を想像できるでしょうか?(実際、測っていませんが・・・)
愛称が「アカデメイア棟図書室」というので、ここでは「図書室」と呼んでいますが、これは「図書室」ではなく「図書館」といったほうがふさわしい。大げさですが、果てが見えない程の広さです。テーマごとに並べられた書籍がワンフロアに整然と並べられています。

しかも、この図書室の2階は吹き抜けで上につながっており、そこには同じ広さの自習室があります。



多摩地区ならではの広大な敷地を生かすとはこのことです。このような設備が、東京23区内の中高にあるでしょうか。私は見たことがありません。
と、ここまでは、設備についての感動記。それ以上に、私が感動したのは、この図書室を支える司書の先生方の書籍のメンテナンスの素晴らしさです。
司書教員5名が各テーマを分担して、何と!ひと月に一回は、書籍の入れ替えをしているそうです!
そこには「生徒に飽きずに来てもらいたい!」と言う細やかな心配りが垣間見られます。
心配りといえば、本棚の上に可愛らしいマスコットが。



校長先生が、時々、図書室に訪れては、本棚の上の寂しさ解消に、飾り付けをしているそうです。



さらに、エントランスの近くには、今話題の「SDGs」に関する本が並べられています。



その隣には「探求」に関する本が。実はこの学校では「探究基礎」という独自科目を今年から高校1年生で実施。それに呼応する形で、図書室でも「探究フェア」が行われているのです。今後は「探究基礎」の素材となる、現代社会の本も増やしていくそうです。

司書の先生の説明にも熱が入ります。理数系ゾーン、英語書籍の多読コーナー、新書は出版社ごとでなく、テーマごとに並べられています。一体、本の整理に何時間かかるのでしょう…

閑話休題。ここまで述べたように、図書室はその学校を映し出す鏡なのです。私学の中でも独自性が色濃い学校には、それを体現する図書室が存在します。
それに、ここからは私の仮説ですが、大学入試改革で話題になっている「思考力」も、読書によって培われます。自分で本を読み、その中で思いを巡らせることが、思考力強化につながると思うからです。そう言う意味でも図書室は、今後さらに重要な学校選びのポイントになるのではないでしょうか。(このことはコラムの中で何度となく紹介していますが)

さて、帰りの小田急線。最寄りの唐木田駅は小田急の始発駅で、座って帰れました。急行なら新宿まで35分。新宿から唐木田は下り線。通学もそこまで混まないそうです。「新宿からも通学圏でこの設備と教育内容」。そういう学校が、このエリアにはまだまだ沢山あるはずです。

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