金八先生の隣のクラス

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心に火を〜最高の教師の条件とは?〜


良い教師は正しく説明する。優秀な教師はやってみせる。最高の教師は心に火を点ける。教師について、まさに言い得て妙なことばである。
世間で思われているほど教師という職業は気楽なものではない。常に批判の対象として世間にさらされている。

代々木にあるYゼミナールでバイトをしていた友人の数学教師が授業の後で質問に来た生徒に、急いでいたので問題だけ聞いて、「申し訳ないが急いでいるので次の時間に説明するね」と丁寧に断って、次の時間に教室に入ったら、黒板に「バカ」と大きく書いてあったという。生徒から問題が解けないと思われたらしいのである。それ以来、どんなことがっあっても質問はその場で答えるようにしているというのである。

生徒の勝手な判断で批判される教師の方はたまったものではない。受け持っている個々に違った個性を持った多くの生徒たちと普通のコミュニケーションをとるのも大変なのに、心に火を点けるなど至難の業である。
冒頭にあげた三つの教師像は、三つがばらばらにあるのではない。教師は正しく上手に説明できなくてはならない。よい教師ほど易しく説明する。自分がよく分かっているから上手な説明もできるのであり、生徒は問題そのものが易しく感じるのである。正しい説明の後は、いくつか例をあげて実際にやってみせることである。この二つの条件をクリアして、はじめて生徒の心に火を点けることができるのである。

教師は、とかく「こんな問題ができないようではどこを受験してもだめだ」などと否定的な言い方をする。生徒を励ますつもりが生徒の意欲を奪ってしまうのである。逆に「この問題ができたら難関を突破できるぞ」と言った方が生徒は意欲を燃やすはずだ。

教師は勉強しない生徒を嘆く前に易しく教える力をつけ、常に肯定的に指導しなければならない。これも現役を退いたからこそ言える言葉かもしれない。

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