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2018年卒大学生の就職(第3回)


大学別の就職率や就職先など2018年卒の大学生の就職データがまとまった。その結果を5回に分けて紹介したい。第3回は学部系統別の実就職率の差を見ていこう。

学部系統別平均実就職率(%)

学部系統 実就職率 
法学系 86.9 
文・人文・外国語系 86.3 
経済系 89.4 
商・経営系 90.0 
国際系 87.6 
家政・生活・栄養系 93.7 
看護・保健・医療系 92.6 
福祉系 92.1 
農学系 91.8 
薬学系 86.0 
理工系 92.5 
実就職率(%)は、就職者数÷〔卒業(修了)者数−大学院進学者数〕×100で算出。



学部系統間で就職率に差が生じる
学部系統により就職率格差があることをご存知だろうか。これは、大学生の就活環境が好転しても改善されなかった。大学全体の平均実就職率は上昇傾向が続いており、連動して学部単位の実就職率も上がっているが、学部系統間の就職率の差はこれまで通り。同一大学内でも異なるケースが多いのだ。今春の明治大の実就職率を例に取ると、最も低い国際日本の83.1%に対し、最高の理工は91.9%と8.8Pの差がある。
文系学部が低く、理工系学部が高いのは全体的な傾向だ。国際日本が該当する「国際系」が87.6%なのに対し、「理工系」は92.5%となっている。理工系を上回る系統には、「家政・生活・栄養系」(93.7%)や「看護・保健・医療系」(92.6%)といった就職に有利な資格取得がメインの学部がある。「薬学系」は薬剤師国家試験が難化して合格率が下がっていることもあり、資格が取得できるにも関わらず、実就職率が86.0%と低い。


一般企業へ就職力の高い理工系
「福祉系」も含め、資格が取得できる学部の実就職率は高いが(薬学部を除く)、これらの系統の就職先は医療機関や社会福祉法人などが中心。一般企業を対象にした場合、理工系は最も就職力が高い学部系統と言えよう。

理工系の学生は、大学で定量的、論理的な思考力を身につけていることが多い。こうした力は、メーカーに限らず、多くの企業で社内システムの構築やマーケティングのために不可欠だ。AIの浸透度は年々高まり、今の仕事をIT技術に置き換えていく能力はあらゆる産業で必要になる。理系的なセンスを持った学生の重要度は年々増していているといえる。

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