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奨学金活用術


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大学独自の返済不要の奨学金が充実してきた。しっかりチェックしておこう。


全国の大学で給付型奨学金制度を導入
現在、大規模な学費抑制に向けた制度設計が政府主導で進んでおり、この6月に高等教育無償化が閣議決定された。世帯収入によって大学の入学金および学費を減免し、奨学金を給付するものだ。ただ、この制度は2020年度からの実施を目指しており、19年に入学する受験生は、その恩恵に預かることはできない。

今の受験生が給付型奨学金の受給を目指すなら、大学や地方自治体、企業などが用意する制度を活用する手がある。独自の給付型奨学金制度を導入する大学は多い。入試と連動した給付型奨学金は、国公立大では、弘前大や群馬大、東大、新潟大、信州大、広島大、高知工科大、佐賀大など。私立大では、東日本は北海学園大や東北学院大、国際医療福祉大、亜細亜大、上智大、東京理科大、明治大。西日本では、金沢工業大や岐阜聖徳学園大、愛知大、大阪工業大、近畿大、広島工業大、西南学院大、福岡工業大といった難関・有名大が名を連ねる。


特待生選抜入試を実施する大学
特待生選抜のための入試を行う大学もある。白鴎大は、優秀な学生の経済的負担を軽減し、学業に専念できる環境整備のため、定員の約3分の1を学業特待入試で募集する。学業特待生は、国立大より安い学費で学ぶことができ、中でも12月と1月の学業特待入試の成績優秀者は、学費が全額免除となる。東洋英和女学院大は、12月にスカラシップ特別入試を実施する。成績優秀者をスカラシップ生とし、2年間分の授業料など、214万円(18年実績)を免除する。募集人員は48人で、入学後も学業成績が一定の基準に達していれば、最長で4年間、428万円が免除される。

特待生入試を実施する大学は数多くあるが、いずれの大学も特待生のハードルは高い。スカラシップ入試などで合格できる大学は第2志望校以下のケースが大半となりそうだ。それでも、奨学金を給付される首席クラスの学生は、他の学生の鑑となる自負心から、主体性やリーダーシップが育ちやすい。滑り込みで合格した第1志望校より成長できる可能性がある。


事前予約型奨学金を確保し安心して受験勉強を
家計や評定平均値など条件をクリアしていれば、一般入試の前に予約ができ、合格と同時に給付が決まる事前予約型の奨学金制度を採用する大学が増えている。首都圏の難関私大は、学生の出身地が1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)に偏っていることから、それ以外の高校の受験生が対象。青山学院大や学習院大、慶應義塾大、中央大、法政大、立教大、早稲田大などが実施している。

事前予約型の奨学金は、お茶の水女子大や電気通信大、新潟大、広島大、佐賀大などの国立大にもあり、地域の制限を設けず実施している。事前予約型の給付額は、入試の成績上位者を対象としたものより少ないが、給付が約束されていれば、安心して受験勉強に打ち込めるメリットがある。

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