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リスクを回避する私立大併願プラン


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私立大入試は年々厳しさを増している。入試の日程や方式を研究し、厳しい私立大入試のリスク回避を検討したい。


私立大の難化は止まらず
私立大の難化は2018年の入試でも止まらなかった。主要110大学の一般入試の倍率(志願者数÷合格者数)を前年と比較すると、4.1倍から4.7倍に上がっている。総定員が8000人以上の大学に対する定員管理の厳格化の影響だ。15年の入学者は、定員の1.2倍まで超過が認められていたが、16年の入学者から是正が進み、18年入試では、定員の1.1倍を超えると補助金不交付になるため、合格者数が絞り込まれているのだ。

19年の入学者からは、定員を1人オーバーするごとに補助金が減額されるため、私立大の難化は収まりそうにない。


科目数が多い入試方式でリスク回避を
高倍率の大学が多くなるとみられる19年の私立大入試だが、科目数が多い入試方式は志願者が少ない傾向にある。準備ができている受験生はリスク回避の手段として視野に入れてほしい。

19年入試で入試科目数を増やす大学を見ると、跡見学園女子大の一般C方式が、英語と国語の内1科目選択から2科目必須になり、大阪商業大は2科目型で実施していたAとB方式に3科目型を加える。近畿大は、3教科3科目で実施していた農と工のセンター前期に4教科4科目型と5教科5科目型(工は4教科5科目型)を追加し、生物理工のセンター前期で、これまでの2教科2科目型に5教科5科目型を加える。

英語民間試験の高いスコアの保持者にも追い風が吹きそうだ。21年にセンター試験に代わって実施される大学入学共通テストで英語の民間試験が利用されることもあり、私立大の一般入試で活用する大学が増えているのだ。活用方法は大学により様々で、スコア提出が出願条件の方式やスコアの点数化または一定のスコア以上で英語を満点とみなす方式がある。19年入試では、北海学園大や工学院大、玉川大、東京電機大、日本女子大、法政大、関東学院大、金城学院大、西南学院大などで、全学部もしくは一部の学部や学科で英語民間試験を活用した入試方式を導入する。


受験校数を増やす傾向
私立大入試難化のリスク軽減のため、ここ数年、受験校数を増やす傾向も強まっている。ただ、以前は早慶上智とMARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)、日東駒専(日本大、東洋大、駒澤大、専修大)という3グループにまたがる、難易度差が大きい併願パターンだったが、今は2グループまでと難易度の幅が狭い中で校数を増やす傾向にあるようだ。

同じグループ内の併願が増える背景には、同一大学内における出願のしやすさがある。成蹊大は一般入試で複数の方式に同時出願する際、2出願以降の受験料を1万円割り引く。法政大のT日程と英語外部試験利用入試では、2学部目以降を2万円割り引き、関西大は同じ試験日の同一学部内で併願する場合、2万円割り引くなど、多くの大学で受験料の割引制度がある。19年入試では、関東学院大が3科目型、2科目型、英語外部試験利用の3方式に1受験分の検定料で出願できる「スマート3併願」を導入する。ぜひとも活用したい制度だ。

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