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学生が開発したヒット作品


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ゼミ活動や産学連携などを通して、学生のアイデアを商品化する取り組みは多い。今回はその中でも、消費者やユーザーの高い評価を得た事例を紹介しよう。

東京女子大の篠崎晃一教授のゼミでは、ウェブ上で方言に関する2択の質問に答えていくと自分の出身地が鑑定されるサービスを2013年に公開した。SNSで話題になって拡散し、メディアでも多数取り上げられた。その後、年に1回のペースでアップデートを重ね、最新版は5月に公開したばかりだ。これまでの利用者は延べ1千万人に上る。当初は47都道府県が対象だったが、今は100地域が鑑定可能。今後さらに200地域まで増やすのが目標だという。筆者も試してみたが、見事に出身地が的中した。鑑定が合っていたのか、間違っていれば実際の出身地はどこだったのかを答えてもらい、そのデータが蓄積される。学生がデータを解析して鑑定のロジックを改訂し、精度を高めていく。それだけでなく、友人に出身地の言葉をヒアリングしたり、現地の人を紹介してもらって取材するなど、アナログの手法も欠かせない。出身地の「ネイティブ」に裏付けを取るのがポリシーだ。

東京家政大は、生活雑貨専門店のロフトと連携し、ランチボックス「カロリーBENTO」を開発した。カロリー数別に400・550・700・850の4サイズがあり、各サイズに適したレシピが付く。レシピは栄養学科の学生が考案したものだ。3年前に発売され、わずか4カ月で6万4千個、売上は1億円を突破した。この好評ぶりに、今年2月に発売された第5弾まで続いている。最新版の「SWITCH BENTO」は「お弁当を通じてバランスのいい食生活にSWITCH」をコンセプトに開発。58名の学生が考案した「1日の2分の1以上の野菜が摂れるレシピ」「1日の30%に脂質を抑えたレシピ」などが添付されている。

ほかにも、食に関する商品開発は多い。

岐阜聖徳学園大では、経済情報学部の学生4人が可児市の新しいお土産を企画した。同市ゆかりの明智光秀、森蘭丸などの武将の家紋がプリントされたクッキーで「家紋Come on!」という。可児市と地元の土産販売店とのコラボにより商品化。昨秋「第一回可児市おみやげコンテスト」で、商工会議所の「会頭賞」を受賞した。道の駅などで販売されている。

大手前大の健康栄養学部の有志団体「カレー研究会」は、普段学んでいる知識を活用し「おいしくて体にいい日本一のカレー」の開発に取り組んでいる。チームでオリジナルのカレーを考案し、教員の審査で選ばれたメニューが学園祭で販売される。2年前の学園祭で一番人気だった「牛すじ酒粕カレー」は、その後食品メーカーとのコラボでレトルトカレーとして商品化。オープンキャンパスや進学相談会などで配布され、好評だという。

学生時代に手がけたものが時を経て実用化され、ヒットすることもある。

東京工科大メディア学部では、毎年「東京ゲームショウ」に出展し、学生が開発したゲームを展示している。これまでの展示で高く評価されたのが、15年に当時の大学院生と卒業生のチームが開発した「Gen(ジェン)」というゲームだ。画面上を飛び回る大量の粒子を10本の指を駆使して操り、敵を倒していく。粒子の軌跡をもとに画面に模様が描かれ、アート的な要素も併せ持つ。東京ゲームショウの中で特に先進的なアイデアを発掘する企画「センス・オブ・ワンダーナイト」において、世界各地からエントリーされた100作品の中からファイナリスト10作品の一つに選ばれた。メンバーはその後、それぞれ別の道に進んだが、チームでゲームの開発を続けた。そして今年3月、iPad専用のアプリとして販売が開始された。App Storeの有料アプリランキングで10位になるなど、ヒット作となっている。今後はiPhoneアプリにも展開していく計画だという。

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