学校の先生に聞いてみました

今どき
進学情報

中高の入試相談会


入試相談会は「学校説明会」と呼ばれることもあります。受験生や保護者向けに学校が独自に開催するものもあれば、学習塾などが主催して、街中のホールで数多くの学校が合同で開催する場合もあります。いずれも個別相談が可能で、受験生や保護者は情報収集の機会が増え、また学校にとっては学校への理解を深めた受験生が増えるので、双方にメリットがあります。今回は、昨今の説明会で保護者からされる質問について学校の先生から話をうかがいました。


メモを取る保護者、取らない保護者。
個人相談ではなく講演形式の場合、「メモをとる保護者、とらない保護者色々いますが、学校としては熱心な保護者に好感が持てますね」という話がありました。また通っている学習塾によって保護者の姿勢も違うことがあるそうです。学習塾が、相談会の心得を保護者に伝えているのかもしれません。
子供の教育は学校任せにされても困ると前回記しましたが、そのためなのか親の姿勢も学校は見ているようです。またスライドと手元の資料、動画などを万全にしてしまうと、保護者は受け身で話を聞くだけになるので、書き込みや資料の頁をめくらせる指示を意図的に入れる学校もありました。過度の至れり尽くせりな状態にしない姿勢は個人的に好感がもてます。学校の先生が説明している中でスマホを見ているなど論外だと私は思いますが、結構いるそうです。


どこまで面倒をみるのか。
「この学校は子供についてすべて面倒みてくれますか?」といった類いの質問は結構あるといいます。言い換えれば、「大学受験の学習面から躾まで、一切学校任せで大丈夫ですか?」という感じでしょうか。スマホの使い方の指導まで依頼してくる親もいるそうです。
信じられない気もしますが、家庭の教育がうまくいっていなければ、外部へ依存したがる気持ちはわからないでもありません。また一方で「うちの学校はすべて面倒見ます。お任せください」という学校があり、保護者が学校とはそういうものと思いこむため、こうした質問が増えているのではないかと思われます。

こうした状況に対して、私が話を聞いた学校の先生は「教育をすべて学校に任せたいなら、そこまでやると言っているA中学校がいいですよ。うちは無理です」と明言していました。家庭の協力なしに学校は成立しないという姿勢です。昔は子供の教育は「地域・学校・家庭」と言われていました。当然ですが学校一任には無理がありますよ。学校が嫌になったら子供の逃げ場がありません。


流行の話題を聞いてくるが、その詳細を知らない。
「アクティブラーニング」「グローバル教育」など最新のトピックスについての質問も目立ちますが、内容を知らずに質問する保護者が結構います。これは学習塾の影響でしょうか。相談会で何を聞いたらいいかわからない親が、「困ったときにはこれを聞け」的な指導を塾側から受けているのかもしれません。しかし自分の質問の意味も理解できないまま話を聞いていては、先生の熱心な説明が徒労に終わります。むしろ初歩的に「アクティブラーニングって何ですか」という質問でもいいと思います。先生方は「こんなことも知らないの」などと軽視はしませんよ、多分。

いつもは学校の先生からの話ばかりですが、今回は学校の話を聞いた保護者の話も集めてみました。ご参考までにお読み下さい。


いいことばかりいう学校が多い。
「いじめはありません」と言い切る学校が多いようですが、これでかえって不安になったという話は以前からよく耳にしました。いじめがあった場合どう対応するのかが重要ですよね。また学習についても上位クラスの説明が多いようですが、中堅または下位の場合どう対応するのか、この点が情報として不足しているようです。意地が悪いようですが学校が公言しにくいことを聞くことも大事です。「こんなこと聞いたら受験に悪影響が出るのでは」は考え過ぎです。入学後に問題が起こる方が厄介です。


何を聞いていいかわからない。
この話もよく聞きました。正直に「まだ受験の基礎知識がないのですが、こちらはどんな学校なのでしょうか」「私立学校ってどんなところなのでしょう」という質問でも構わないと思います。公立学校のことしか頭にない人々に対し、まずは私学について興味を持ってもらいたいと願っている先生も沢山いますよ。中には自分の学校だけでなく、私学について理解してくれればそれでもいいと思っている先生もいるくらいです。
また細かなスペックを聞くよりも「どんな学校ですか」と聞いて特徴が見えてくることもあります。さらにどんな質問であれ、対応した先生の受け答えから、その学校の様子が見えてくることはよくあります。同じ学校で複数の先生から話をうかがう機会を持つことも大切です。複数回接して同じような印象を持った場合は、学校としての教育方針が固まっているからと考えられます。

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