金八先生の隣のクラス

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クリスマス〜サンタさんの誕生日?〜


キリスト教主義の学校に勤めていたので、入学試験の面接で「クリスマスはどんな日ですか」という問いかけをすることがある。
「サンタクロースの誕生日です」とか「イエスキリストの死んだ日です」などと答える子がいる。「あっ、そうですか」とそのままにするわけにはいかないので、「イエスキリストの誕生日をお祝いする日なんですよ。入学したら勉強しましょう」とできるだけ優しく言うが、しょんぼり落ち込む子が多かった。
もちろんそんなことで不合格になるわけはなく、他愛のない問いかけをしてその子の本音や本来の姿に触れ、協調性などを判断するのである。だから、とんちんかんな答えをした子がかえって印象点が高かったりすることもある。

子どもにとって、クリスマスと言えば宗教的な背景などを超えて、サンタクロースからプレゼントをもらえる日である。プレゼントはクリスマスと誕生日にもらえるので、「サンタさんの誕生日」と言う発想が生まれるのかもしれない。

大きな神社の宮司をしている後輩に、子どもにクリスマスプレゼントはするのか訊いてみた。ずいぶん意地の悪い質問で気が引けたが、あっさりと「当たり前ですよ」と言い、「チャペルに通っている子もウチの祭りにきて神輿を担ぎますよ」と付け加えた。なんとなく心が和んだ。

他国の若者は、必ずと言っていいほど宗教について悩み苦しむ時期を乗り越えると聞いたことがあるが日本の若者はどうであろうか。日本人の宗教観の希薄さを嘆く人もいるが、極端にのめり込まずに良いとこ取りをするのも伝統的な知恵かもしれない。

十年ほど前に受験勉強を見ていた悠子さんが、五年生になるまでサンタがプレゼントをくれるものと信じていたが、お友達が、「まだサンタさんがいると思ってる人いるのかな」と言ったのでびっくりしたそうだ。ご両親が医師で、K大のお兄さんの四人家族、悠子さんに聞かせたくない話は英会話になると怒っていた。五年生になるまでサンタを信じさせるような家庭は素敵だなと思ったものだ。

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