学校の先生に聞いてみました

今どき
進学情報

中学校選びを失敗しました


「何を今さら」という話ですが、最近たて続けに「中学校選びを失敗してしまいました」という話を保護者から聞きました。まずはその内容からです。


第一・第二志望に不合格、急きょ「今から受験できる」学校を探した
現在中学二年生の子供を持つ保護者から聞いた話です。受験前の学力判定から第一希望・第二希望が合格するだろうとの思惑で、受験は2校だけとしました。しかし体調不良もあり結果は2校とも不合格。両親・本人ともに慌てて「今から受験できる」学校を探し、見つけた学校を受験して合格となり一安心していました。ところが中学2年生の現在、成績は中位クラスですが上位者に手厚い対応に不信感が募り、高校から別の学校に行こうかと思案中とのことです。

またこの学校は中高一貫生と高校からの入学生が一緒の校舎になりますが、明らかに中高一貫生優遇の雰囲気があり、自分の子供は優遇される側だとしてもこの環境が果たして教育に適しているものなのか、親として疑問を感じているそうです。中高一貫生だけの学校でも特別クラスやコースがあれば、同じことがしばしば発生します。


校風に馴染まない、子供と気が合う仲間がいない
こちらも現在中学二年生で、一学年が200人弱の完全中高一貫校での事例です。一番の不安は不得意科目に対して満足のいく対応をしてもらえないことでしたが、保護者の話を聞いていると学校の環境に馴染めずに、子供が辛そうであることも理由でした。私立中学校は大抵1学年の生徒数が少ない上、家庭環境が似た生徒が集まる傾向があります。似たもの同士でお互い気が合えばいいのですが、そうでないと少人数がゆえ、結構辛い環境になります。相談中この点に触れたら激しく同意していましたので、思い当たる点があったのでしょう。


事前の準備は怠りなく
いずれの場合も厳しい視点で言えば、対象となる受験校の選定と情報収集に問題があったことになります。あてにしていた志望校に不合格という不測の事態だったとしても、校風などをよく知らない学校に子供を入学させることは無謀ともいえます。また私立学校は独自性のもとに成り立っているのですから、子供がその学校に合うかどうかは本来成績よりも優先して考えるべきことではないでしょうか。一学年の生徒数が少ない中学校なら尚のことです。


一貫校で「転校」はあるのか
現在この問題で悩んでいる場合はどうしたらいいか。子供が色々な環境を体験することも必要ではありますが、無理がたたっては取り返しがつかなくなります。それなら他の学校に移るしかありません。

この問題は負の印象が強いのであまり表に出てきませんが、現実には結構ありますので、受け入れ先となる高校に相談すればそれなりの回答があるはずです。ただし現在在籍している中学校とは良く話し合い、互いに納得する形をとらないと、話がこじれて厄介なことになります。一方的に希望するような姿勢をとらない方が無難です。

また学習塾に相談することは、新たに高校受験生というお客様が塾にとって生まれるわけで、「是非他の高校を受験しなさい」と言われるはずですから、受験の意思が固まってから相談するべきだと思います。

以前の話ですが、中高一貫校に通う生徒に対してもっとレベルの高い高校への受験を煽り、塾生を確保していたと噂される学習塾の話を聞いたことがあります。

なお中高一貫校の生徒が高校から学校を変えることは、学業や素行などで内部進学できない場合、高校で公立の上位校を目指す場合、経済的理由で高校から公立にする場合、こうした理由もありますからそれなりの受験生がいるはずです。

今回は子供の進学で悩む保護者の話を直接聞いた上で、日頃学校の先生から聞いていた話を織り交ぜて記しました。


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