金八先生の隣のクラス

今どき
進学情報

席替え〜意欲のあるものは真ん中に、無気力なものはコ印に〜


結婚式で新婦の友人代表のスピーチ、「先ほどスピーチしたヒコイ先生は酷い人で、ダメな子は教室の端にします。みんな『ヒコイのコ印と』言ってました。因みに新婦のAちゃんはコの所にいましたし、私はコの角に座ってました」と言って笑いをとった。私は数年越しで仇討ちをされた思いだった。

学校生活の中で、生徒たちの関心事に席替えがある。女子校も男子校も経験したが、共学は塾や予備校でしかない。共学校での席替えならトキメキを感じることもあるかもしれないが、女子校では問題ないと視力だけに配慮して、担任の特権を行使した。今となっては若干反省している。

担任によっては、くじ引きで座席を決めているクラスもあった。なぜ私が席替えを生徒の意向など一切聞かずに独善的にやっていたかについてはそれなりに理由がある。

授業をしていると、中央の前から二、三列目あたりの生徒にもっとも目が行く。この辺りの生徒の態度によって教師も人間だから授業にも身が入る。自分のクラスはこの辺りに学習意欲のもっとも旺盛な生徒を配したのである。別にダメな生徒を端に追いやったわけではない。似ても非なるものである。

その効果は抜群であった。授業を担当した教師のほとんどから、「先生のクラスはホントに良い子が多いですね。授業もやりやすいですよ」と褒められた。先生がノッテ授業してくれれば、生徒たちの意欲もわいて全員の学習効果も高まるというものだ。

教室に入って生徒に語りかけたときに、目に入るあたりの生徒たちが一斉に意欲的にうなずいてくれたら、教師は自信をもってその後の授業を進めることができるだろう。

担任はそうした演出を考えるのも大事な仕事の一つであると思う。授業は教師が一方的に進めていくものではない。生徒がうまく先生をノセルことも大事で、それが生徒の学習効果として返ってくるのである。

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