学校の先生に聞いてみました

今どき
進学情報

保護者と学校との関わり方


学校のPTAで役員を引き受ける人がおらず、時間ばかりが経過するという話を聞いたことがあると思います。「私立中学校ではそんなことはありません」とは言いませんが、公立校よりは保護者が学校へ関与する度合いが高くなっています。

まずは文化祭や運動会での補助活動や父母会での出店などの状況。私が見たものでは何年も続いているという父母会名物のカレー店がありましたし、父母会とOB会が協力して文化祭に自動車販売会社を巻き込んで出店させていた例もあります。ある学校では文化祭のバザーが有名で、卒業生を含む父母会が一切を取り仕切り、学校の先生には出番がほとんどないとのことです。こうした活動は一部の公立学校でもありますが、協力者数やエネルギーが違うと私立学校の先生は言っていました。

中学校の受験日に保護者控え室の運営・管理を実施、あるいは個別相談会で順番を待つ保護者と立ち話をするなど、我が子の受験を経験した「先輩保護者」として、来場した「後輩保護者」に親身に接している学校もあります。これらも学校側からの依頼がきっかけで始まったのかもしれませんが、いざ動き出すと保護者だけで能動的に切り盛りしています。このほか学校独自のイベントなどでも協力活動を展開しています。興味深いのが父親だけの会。結局は飲み会なのですが複数の学校で「オヤジの会」と称しています。この名称が流行りつつあるのでしょうか。

学校の先生はこうした保護者の自主的な活動が学校の誇りのように話します。保護者が学校に対して積極的に関与してくれることがありがたいわけです。この背景に何があるのかを聞きました。

「私立中学校には教育への関心が高い家庭が多いので、自然とそうなりますよ」
これはその通りです。「オヤジの会」も教育や家庭への関心が高い父親が多く存在するから成立しています。現在は父親が家庭教育に関与する度合いが公立私立を問わず高まっていますが、一昔前だったら、父親が学校の活動に協力するなど、あまり考えられない話だったかもしれませんね。

「受験時に父母会の方に親切にされ、自分もそのような活動をしたい」
これは中高大を問わず、受験生が志望校の先輩に親切にされたことが大きく印象に残ることと一緒です。

「現在住んでいる地域の人間関係が自分に合わず、学校を通じた新たなコミュニティを求めている人がいます。そのような人はより積極的ですね」
誰のための受験かちょっと考えてしまいますが、広く考えればなるべく自分たちに合う生活環境を求めているわけで、私立学校の選び方としては的はずれではありません。

このほか先生の言葉からは直接出てきませんが、難関校や伝統校であればあるほど学校活動に関与したがる風潮がもちろんあります。理由は何となくわかりますね。公立名門高校には私立校を上回るPTAや同窓会の組織が幾つも存在します。

入学前にどこまで実情を把握できるかは不明ですが、子供だけでなく親の自分もこの学校とどのように関わることになるのか、知る機会があったら情報収集することをお勧めします。進んで学校行事に参加したい人はもちろんですが、あまり関与したくない人にとって半ば強制となると辛いことになります。また「人間関係に少々疲れます。学年が少人数なので尚の事そう感じます」という保護者の声を聞いたこともあります。入学した生徒の言葉みたいですね。強いスクールカラーの学校もありますから、これに合わないと親子とも窮屈な学校生活になりますよ。説明会を見て富裕層が目立ち、うちはもっと庶民的な学校がいいと思った家庭は私を含め沢山いるはずです。保護者会の際に着ていく服まで気を遣う実例も、先生からではありませんがどこかで聞いたことがあります。

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