学校の先生に聞いてみました

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進学情報

受験に臨む姿勢といじめの話


学校の先生と雑談をしている中、入学してから覇気がなくなってしまう子や学校に馴染めなくなる子の話題、いじめへの対応など、学校選びと違う話も沢山聞いてきましたので、まとめてみました。個人差や特殊事情もあることなので、すべての人に通じる話でないことはご承知おきください。


中学受験で燃え尽きてしまった子

かなり昔から使われている言葉で「伸びきった子」と言う言葉があります。小学校3・4年生頃から中学受験だけの生活を続け、受験が終わってしまうと余力も気力もなく、中学生になってからの成長が芳しくないことを指します。その気持ちを上手く切り替えるのが学校の力でもあるのですが、入学した中学が学力伸長第一主義の学校だと、学習塾に通っていた受験生時代の生活が続くことととなり、それまで受験生として限界まで学習を続けていた子にとっては辛い環境です。やっと合格したらすぐに次の目標設定ですからね。大学受験でも「伸びきった」学生ではなく、伸びしろのある学生を歓迎する話を聞いたことがあります。


第一志望の学校に行けなかった

この気持ちを結構引きずる家庭(本人だけでなく親も)が存在するそうです。受験に失敗すると自分への嫌悪感もさることながら、進学先の同級生達を軽視してしまい、結局学校に馴染めなくなるとか。そのため中高一貫校ながら高校から別の学校へ行くことになった実例も聞きました。「何が何でもあの学校へ」という意識が強すぎることと、偏差値至上主義の弊害ですね。もちろん強い意志で受験に望むことは大切ですが、良い結果が出なかった場合のことも念頭におくべきだと思います。世間ではいわゆる「強い意思で第一志望を勝ち取った」話ばかり目につきますが、上手くいかなかった例も沢山ありますし、そもそも受験に不合格はつきものです。

こうしたことに向き合えなければ「将来社会に出た時困難を乗り切っていけない」ことは十分理解できますが、高校受験・大学受験ならともかく、12歳の子がどこまで対応できるものなのか、考えてしまうことがあります。

これらの解決策、というより本来そうあるべきだとも思うのですが、好きなこと、興味のあることの存在は大事なことだと思います。受験に臨む姿勢としてこれを封印する話はよくありますが、多少は息抜きとして必要かもしれませんし、中学生になったらより好きなことを極めることができるというのも大きなモチベーションです。これが「ゲーム」と言われるとちょっと考えてしまいますが、何もないよりはましです。また子供の性格をよく把握した上で、ほぼ100パーセント受験一色の生活か、好きなことを適宜織り交ぜる受験生活か、今の学力に少し上乗せして行ける学校を選ぶか、身の丈に合った学校に行ければいいのか、色々な受験生活をよく考える必要があると思います。合格実績を多く出すことが第一の学習塾では多分こんな話は出てきませんよ。


いじめにどこまで向き合うか

さすがに「いじめは一切ない」と言い続ける学校は減ってきたように思いますが、特効薬もないままにSNSなど新たな道具も現れています。どうしようもなければ学校を変えることも一案です。こちらに落ち度がないまま逃げるようなことは不本意ですし、またせっかく入学した私立学校です。しかしその「せっかく」が子供を今の環境に縛りつけることとなり、不幸なことになりかねません。先の第一志望校に行けなかった例にも通じますが、子供たちは目の前の現実が大きくのしかかると、将来を広く考えたり、視点を大きく変えたりして現況を脱する術などは、まだあまり持ち合わせていません。一通り経験した大人とは全然世の中の捉え方が違います。

受験といじめに関連性はないのですが、充実した学校生活を送っていない人達の話としてまとめて取り上げました。個人差があることは重々承知ですから、こういうこともあるか、という程度で読んでいただければいい話です。

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