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お父さんの中学受験奮闘記

今どき
進学情報

変わってきた(?)中学受験【最終回】


中学受験において今までにない受験パターンを聞きました。第一・第二志望校合格なら私立中学へ進学、不合格なら公立中学校進学も視野に入れるという選択です。私の知人でもまさにこのような計画を立てている人がいました。その方はちょうど子どもの中学受験を控えており、私立中学は第二希望くらいまで、そこに合格しなかったら公立中学校でもいいとのことでした。確かにこのような傾向があるようです。

私立中学受験をする親子の心理からすると、一度「私立に行く」と意思表示をしたらもう地元の公立中学校とは決別し、第五希望くらいまででも私立中学校を目指すものと思っていましたが、少々状況が変わっているようです。まだこのような考えは少数かもしれませんが、その理由を探ってみました。


経済的な問題
まずは不況という経済的な問題。六年間を私立学校で過ごすとなると結構な費用になり、改めてその額を鑑み、第一・第二志望ならともかく、それ以外なら無理して行くことはないのでは、という疑問を持った結果でしょう。本当にその私立学校に行きたいのか、行くだけの価値があるかを今一度考え始めたということです。受験料も一校で一万円はかかることも影響しているかもしれません。そうはいっても私立学校への信頼度が高く、さりとて6年間は経済的に辛いので中学は公立・高校は私立という選択も結構あるそうです。


公立中学校が改善された?
「以前に比べると公立中学校が落ち着いてきた」という声も、公立中学校を訪問している私立高校の先生から聞きました。30年前の校内暴力が吹き荒れていた時代との比較は論外ですが、一時期に比べると授業内容も改善されているといいます。ただこれも学校間・地域間の格差があることなので、一概に言えることではありません。むしろ悪化しているという実例もありました。なかなか実態がわかりませんので、地元の学校の情報を自分で収集するしかないでしょうね。安易に「良くなってきているらしい」だけでは判断できません。また一部の地域では公立中学校も希望により選択できるので、ますます学校間格差が激しくなっています。


学習塾
一度このコラムで書いたことがありますが、中学受験・高校受験を兼ねている学習塾は、「希望する中学校に合格しなかったら、公立中学校に進学しながらこのまま通塾を続けて高校受験でまた志望校に挑戦しよう」と言い、通塾を継続させる方向へ導くこともあります。本人の将来を考えたことか塾生確保が目的か、塾側の本音はわかりませんが、安易に塾の言いなりになることはやめた方がいいと思います。


もう一度私立中学校を見直してみる
私立中学受験が「流行」していた時は、我が子に良い教育環境を与えるなら「とにかく」私立中学校に行かせる風潮があったような気がします。
それがこの不況のもと、冷静に進学を考えるようになってきました。いみじくもとある私立中学の先生が昔の時代を「バブル」と表現していました。

このような現象を裏付けるかのように、幾つかの私立中学校は「併願対象」ではなく「第一志望」として自分の学校を選んでもらうことに力を入れ始めています。そうしないと受験生も入学生も数多く確保できないからです。もとより中学受験というのは社会情勢によって大きく影響を受けるもので、学校も受験生・保護者も何のための私立中学か、今一度見直してみるにはいい機会なのかもしれません。

私の中学受験「体験記」も随分時間が経過しまして、現在と食い違うことも出てきます。そこで次回からは「体験記」を改め、私立中学校の先生から聞いた話を中心にまとめてみます。なるべく先生の「生の声」をそのまま伝えるよう、多くの先生から話を聞いてきます。

用語説明


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