まっちゃんの中高散歩

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入試問題は学校からのラブレター


新年明けましておめでとうございます。
東京では2月1日が入試解禁日。中学入試もいよいよ本格化します。
受験生のみなさんは入試に向けての準備も最終段階に入っているのではないでしょうか。
近年私立中では「入試問題体験会」というイベントが年末から年始にかけて多数開催されます。入試と同様の問題を受験生が時間内に解き、その後先生が問題解説を行うイベントです。

今回は昨年12月6日に行われた女子聖学院中学校高等学校(東京都北区)の入試体験会について書きたいと思います。

女子聖学院の体験会では4教科(国語・算数・理科・社会)の中から国語と算数の問題を体験します。試験開始時間も9時からと、本番さながらです。

体験会で配られた資料を見せていただいたのですが、そこから感じられるのがこの学校が入試問題を大切にする姿勢です。
まず、資料のはじめに「女子聖学院がもとめる人」について書かれています。
「入学試験で、本学院が皆さんに求めているのは、本当の学力(学ぼうとする力)と小学6年生としての常識的な知識やマナー、これらがきちんと身についているかどうかです。
応用問題も基本が身についていないと解けない問題ばかりです」

まさに入試問題が学校の求める人材を選抜する為に作られていることが分かります。
「うちの学校では授業においてこのような力が必要で、小学校のうちにこれだけの力を持っていて欲しい。それを入試で問いますよ」ということです。

例えば、女子聖学院の国語の入試で求められる力について資料の中にこのようなことが書かれていました。
「入試問題で解いた力→与えられた文章の構造を理解し、何が述べられているかを時間内で把握する力、日本語の語彙力、文法力」
これはこの学校の国語科が目標としている「まとまった日本語の文章を一定時間内に読み解き、主題を理解し、その上で自分の考えを言語化する力」を養うために、小学生の段階で必要な力を入試問題に反映しているということです。
(ちなみに女子聖学院の小説問題は先生が作成したオリジナルの小説の中から出題されるそうです)

校長の田部井道子先生は「この入試も女子聖学院を知るきっかけのひとつ」であると言います。
入試問題は学校からのラブレター。入試問題そのものが学校選びのポイントだということなのだと思います。

私立学校としての教育理念が明確なほど、入試問題はその理念に即したものになっていると私は思います。
模擬試験の合否判定だけを見て、大丈夫と高(たか)をくくるのは危険であり、過去問対策は必須といえます。
どうか最後の最後まであきらめずに、一人ひとりにそれぞれの学校選びと、入試での縁を大切にして欲しいと思います。

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