金八先生の隣のクラス

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身体検査の日〜学校行事の風物詩〜


女子校の男子教員がもっとも生彩を欠くのが身体検査の日である。体重や身長などの測定場所とはるかに離れた場所で、「役立たずの男なんかこれでもやってろ」といった感じで視力検査をさせられる。
シャクだから自分のクラブの生徒などよく知っている子が来たりすると、棒で指す文字で「ケイサツニイケ」などと文章を作ってみたり、「へ」ばかり指して遊んだりした。面白い子がいて、輪の切れ目を答えるところで「どこが切れてますか」といって、一番上の大きい輪を指したら、上とか左とか答えないで、「それはそこです」と自信満々に切れ目を指差した。「遠くから指差しされてもわからん」と思いながらも、おかしいので次々指した。視力のいい子で、みんなが大笑いするなかで、1.5の最小の輪まで指差し続けた。クラス会の思い出話などになんども語られる出来事になった。

たとえ中学生とは言っても女性である彼女たちにとって、身体検査も厳しい女の戦いの場なのである。決戦の日が近づくと過酷な減量対策が始まるらしい。まるでタイトルマッチの計量を待つボクサーさながらである。体重測定の前には腕時計はもちろん眼鏡、ヘアピン一本でも外すのである。

身体検査には内科検診と歯科検診も行われる。これは専門の医師にお願いするが、特に内科医には気を遣う。女の子の集団検診は医師にとってはうるさく我慢ならないらしく敬遠され、断られることが多いからだ。医師が「はい、後ろ向いて」と言って背中を見たら、Hとマジックで書いてあり、その医師は帰ってしまったという事件が起こったりする。

男子校の方は気楽で、着替えはどこでもOK、放牧した馬か牛のようなものである。色神の検査で、態度の大きい高三の生徒が来たので見えてはならないものを出した。複雑の色の粒の模様を見て「ワカンネー」と言ったから、「はい、色盲!」と言ったら、「待って下さい・・Aに見えます」と急にしおらしくなった。

身体検査も学校行事に彩りを添える風物詩の一つでもある。

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