学校の先生に聞いてみました

今どき
進学情報

易しい中学受験もあります


「小学校4・5年生から学習塾に行かなくても私立中学受験ができる」という、今までとは違う最近の中学受験事情です。ただし難関校やそれに準ずる学校は相変わらず学習塾が不可欠です。原因はもちろん少子化です。


補習塾でも大丈夫、6年生からでも大丈夫です。
私立中学校の先生が学習塾の教室長を招いた会での言葉です。
「うちは難解な問題は出しませんので、準備不足で受験できないことはありません。心配せずに受験させてください」
「6年生から学習塾に通い始めた生徒でも対応できます」
「小学校の授業をしっかり聞いていれば解ける問題中心です」
「補習塾の生徒でも大丈夫です」
こうした学校は少なくなく、どこの学校も「中学受験のための特別な対策」を必要としないことを表明しています。私と先生との会話の中では「学習塾に通っていない生徒でも大丈夫」という話も何度か出てきました。
一方大手学習塾も、高度な受験対策についてくる子供たちばかりが塾生ではないので、易しい問題が出る私立中学校を歓迎しているそうです。昔なら学力の低い子は入塾させない、あるいは入塾させても冷遇されたままだったかもしれません。そうした子供達にも合格を与えられる、難易度の低い入試問題を歓迎しているわけですね。


小学校の内容も復習します。
このような学校ではやむにやまれず、小学校の授業をしっかり聞いていなかったような生徒を入学させることも少なくないため、入学後に学力不振の生徒へ小学校のおさらいをする学校も出てきました。それを「面倒見がいい」例として説明している場合もあります。大学生に高校の授業を復習させることが話題になったことがありましたが、その中学校版です。


入学後に生徒の学力を伸ばします。
結果として「入学後に学力を大きく伸ばして有名大学合格を勝ち取る」ことを謳う学校もでてきます。とってつけたような話に聞こえますが、以下の話も何人かの先生から聞きました。
「小学生時代は学習塾に通っていない、あるいはあまり受験の準備をしていなくても、中学入学後に成績が伸びた生徒はいますよ。逆に早いうちから学習塾に通い、疲れきって入学後の成績が芳しくない生徒も大勢います。いつまでも第一志望に合格しなかったことを引きずっている生徒も良くないですね。この時期に大事なことは本人の生活習慣とやる気なので、そこを中学1・2年で上手に育成できれば成績は上昇します」
これは嘘ではないと思います。逆に言えば入学時の難易度は少々高くても大学進学実績が今一つの学校もありますからね。ただどこまで学力を伸ばせるのか、あるいはその前段階としてどこまでやる気を引き出してくれるのか、この点が学校の力量として問われています。

今回は学力から見た話だけになりましたが、私立学校を選ぶ場合に「うちの子はこのくらいの成績だからこの学校に進学する」という選択ではなく、「この学校なら大きく伸ばしてくれそうだから」という見方もあるように思います。


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